CeVIO Pro(仮)は無料で使える音声合成ソフトであり、機械音声で歌うボーカロイドの初音ミクなどと同じ分類のソフト。

元々無料で使える音声合成ソフトはいくつか公開されていますが、どれもはっきりと声が聞き取れなかったり、発音の調整ができなかったりと、音がそれらしく聞こえれば良いという品質が多かったです。

そして、それらはテキスト読み上げ用のものが多く、歌を歌うものの音声合成ソフトはかなり少ない。

今回のCeVIO Pro(仮)は歌ものの無料音声合成ソフトということで、音楽関連の人たちからはとても注目されました。

自分自身が以前配信した楽曲をCeVIO Pro(仮)が提供するChis-Aに歌わせてみましたが、デフォルトであるとちょっとクセがあり、声量や高低、強弱、アクセントがバラバラでいかにも機械が歌っているというような結果となりました。

しかし、驚きだったのは言葉がしっかりと聞き取れるほどのクリアな音質。

コレは編集次第ではとても滑らかで自然とリアルに歌っているかのような歌声になると期待は膨らみました。

そこでいくつか作業工程を分け、リアリティある歌い方を目指していこうと思います。

まず最初は発声の長さを調整したいと思います。声を出す長さのデータをノートと言います。コレはDTMでも同じで、DAWソフトで音源に音を発音する長さをノートというデータで入力し記録させます。

音声合成ソフトの場合、このノートの長さや次発音する言葉、ノート間の距離や音階などにより機械の発音内容はさまざま変化します。歌にちょうど良い発音を探していく必要があります。

以下の動画では、ノート間の隙間によって発声の違いを確認しましたので参考になれば幸いです。

 

歌い方に違和感を感じたら、ノートの隙間や長さ、位置に問題があるのかもしれません。

ノートを編集して、理想にあった歌い方を探してみましょう。