MAMPを新しいバージョンにインストールするときは、事前にMySQLとhtdocsの中身をバックアップしておくことが大事です。

しかし、何かの障害でMySQLが壊れ、phpMyAdminが開けなくなったりすると、エクスポートができなくなる。DB系のフォルダを新しいMAMPにコピペしても動作することはできませんでした。

単なるphpMyAdminが不具合で見れない場合であれば、MAMPを再インストールするだけで何とかなる場合もある様子。

それは、前回MAMPをインストールしてできたフォルダが残っていると、差分を上書きという形でインストールできるらしい。

旧バージョンのものはフォルダ名が変更され、自動的にバックアップされるような感じ。そして、htdocsだけが新しいMAMPに移動されるという感じ。

確認すると、ちゃんと通常通りに動作は確認できました。

しかし、後日作業していると動作がどうもおかしい感じ。やはり上書きの形でのインストールが不味かったのかと。でも冷静に考えるとPHPのバージョンは上がっていており不思議に思っていましたが、調べた結果、PATHを通してない為にPHPはMACに予めあるPHPを使用するようになって動作がおかしいのかなと思いました。

つまり、Mac標準でインストールされているPHPを読みに行っていたという事でした。

忘れていたMAMPのPHPへPATHを通す手順を以下に記録します。

現在のPHPの場所確認

$ which php
/usr/bin/php ←MACのPHPを見に行っている

MACのPHPがあるフォルダ名を変更

$ sudo mv /usr/bin/php /usr/bin/php.old

MAMPのPHPの場所に移動してバージョンの種類確認

$ cd
/Applications/MAMP/bin/php
$ ls
php7.3.24 php7.4.12 php8.0.0

テキストエディタで~/.bash_profileを使用しているバージョンに編集

PATH=$PATH:/Applications/MAMP/bin/php/php5.4.10/bin (旧)
↓
PATH=$PATH:/Applications/MAMP/bin/php/php7.4.12/bin (新)

設定を反映するために読み込み

$ source ~/.bash_profile
$ which php
/Applications/MAMP/bin/php/php5.4.10/bin/php ←MAMPになっていたらOK